オリジナルな教育
個人尊重の教育
 

 人間には「ウサギ」もいれば「カメ」もいる。ウサギはカメにはなれないし、カメはウサギになれない。
それぞれにあったやり方が必要だ。
特に聖徳の生徒は個性的。もっといろいろなこと勉強したい生徒もいるし、もっとゆっくりしたい子もいる。
大人顔負けで漢字検定1級に中学2年で合格した子もいる。
テストは苦手だけど、素晴らしいレポートを書く子もいる。
だから、全員同じに易しいことを学ぶなんて、聖徳にはできない。

 
■人間がもっている5つの能力

人間の能力は、知的能力だけではありません。知能とともに、感情構造とかかわりの深い表現的能力や、身体のバイタリティーにかかわる身体的能力や精神的な意志などの情意的能力、行動の領域とかかわりのある技術的能力など5つの能力を持っています。

1.身体的能力 Physical abilities
 身体的機能に基づく運動能力や感覚能力(体力・
 五感)
2. 知的能力 M
ental abilities 
 知能を中心とする精神能力(知的作用・思考力)
3. 技術的能力 Technical abilities 
 手・指を中心とする操作的能力(器用・熟練・巧妙
  さ)
4. 表現的能力 Expressional abilities 
 表現・伝達の手段を使っての創作的な能力(言
  語・文字・音・形・色などでの表現制作、芸術的
  な表現など)
5. 情意的能力 Motional & Political
           abilities 
 感情や意志・意欲にかかわる社会性の能力(同
  情・思いやり・協力・約束遵守・道徳習慣)

OMS
■知能構造の問題解決モデル

子どもは無限の可能性を持っています。記憶力の大変すぐれた子、判断力のすぐれた子、創造力にすぐれた子など、それぞれ多様な能力を持っています。それぞれの能力は、情報が環境や身体で入力され、脳に入力されてから、どのようなシステムで発揮されるのでしょうか。それを解明したのが、ギルフォード博士のSIPSモデルです。



■人間の脳に取り入れられる5つの情報(領域)

情報のすべては脳によって成り立っています。対象となる情報の領域は、図形(視覚などの感覚を通じて受け取るもの)の情報、聴覚(聴覚などの感覚を通じて受け取るもの)の情報、符号(符号やしるし)の情報、概念(意味)の情報、行動(心理状況)の5つの領域の情報です。5つの種類は、それぞれ異なるコード・「言語」をもち、1つの言語から他の言語へ置き換えられます。

1. 図 形 Visual 
  形や図柄などを材料とする領域
2.聴 覚 Audetory 
 音声や音楽などの音を材料とする領域
3.記 号 Symboric 
 文字や数字やマーク類を材料とする領域
4.概 念 SeMantic 
 ことばや文や絵の意味や論理などを材料とする領域
5.行 動 Behavioral 
 表情や動作などによる人間の感情や意志や心理状態を材料とする領域

■情報を脳の中で組み立てる6つのわく(所産)

外部から取り入れられた全ての情報は、脳の中の6つのわくの所産で組み立てられます。最も基本となる単位の所産の他に、分類、関係、体系、転換、見通しの6つの所産です。

1. 単 位 Units
 ある知識や事物に関する情報のひとつずつの単一なもの
2. 分 類 Classes
 単位の種類のことで、ほかと区別されたり類別されたもの
3. 関 係 Relations
 単位と単位の間に成立する関連や結びつき
4. 体 系 System
 3つ以上の単位の間に成立する構造や仕組み
5. 転 換 Transformations
 他のものへの変化や変形や移行
6. 見通し Implications
 結果の予想や見込みや予測、背後に隠れているものの推測

図形や記号など5つの情報のそれぞれの領域には、6つのわくの所産がともなって、次のようなマトリックスで表されます。このような所産の種類は、一人ひとりの学習ニーズにあわせ好奇心を生かした学ぶ機会や創造的な問題解決学習を援助します。

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